Baby Loss Awareness Weekとは
毎年10月9~15日の国際的な啓発週間であるBaby Loss Awareness Week~亡くなった赤ちゃんとご家族に想いを寄せる1週間~。
流産・死産・新生児死等で赤ちゃんを亡くしたご家族への心のケアや支援の必要性について意識を高め、お空の赤ちゃんへ共に想いを寄せることで、希望を失いかけているご家族の孤立を防ぎ「ひとりじゃないよ」と生きる力を支えることを目的としています。
そして、短い時間でも家族に幸せをくれた赤ちゃんの命を讃える大切な機会です。
目的
- 赤ちゃんを亡くしたご家族への支援の必要性について、意識を高める
- 赤ちゃんが亡くなったことを誰かに話すことを勧め、孤立を防ぐ
- 赤ちゃんを亡くすことへの理解を一般に広める
- 亡くなった赤ちゃんを想い、讃える
歴史的背景
はじまりは1988年10月25日、早産による新生児死で娘さんを亡くされたレーガン大統領が、10月を「National Pregnancy(妊娠) and Infant(幼児、小児) Loss Awareness Month」と定めたことにさかのぼります。
そして、流産死産経験者である、Robyn Bear、Lisa Brown、Tammy Novakという3人の母親が、アメリカで2002年10月15日を「Pregnancy and Infant Loss Remembrance Day(PAIL Remembrance Day)」として、啓発活動をスタートしました。
2004年には、毎年10月15日の夜19時~20時の間にキャンドルを灯す「International Wave of Light」をスタート。その活動が広まり、カナダ、イギリス、イタリア、オーストラリアなど各国で同様の活動がスタートしました。
海外での活動
ピンバッジ
支援の必要性を訴え、その意識を高めてもらうために、当事者や周りのサポーターが身につける。Baby Loss Awareness Weekは「ピンク&ブルーリボン」を国際シンボルとして、ピンクとブルーの2色を使ったリボンのピンバッジが使われている。各国ではピンバッジ以外にも、天使のネックレスやTシャツなど様々なグッズがあり、それを当事者がお空の赤ちゃんの思い出として購入したり、家族や友人が当事者へプレゼントしたりしている。
Remembrance Walk(Walk to Remember)
当事者やその周囲の人達が「I have an Angel」や、お空の赤ちゃんの名前が書かれたTシャツを着てみんなで歩き、最後にバルーンリリースや歌を歌うなどのイベントが開催されている。
Break the silence
主にイギリスでは、SNSで「#BLAW2019」「#babyloss」などをつけ、それぞれ想いやInternational Wave of Lightでキャンドルを灯した様子の写真を投稿しシェアしている。
メモリアルツリー
オーストラリアでは、ちょうちょのペーパークラフトに赤ちゃんの名前書き、ツリーに飾るなどのイベントが開催されている。
この期間にできること
ピンク&ブルーリボンを身につける
ピンク&ブルーの2色を使ったアウェアネスリボンを身につけることで、意識を高め周囲の方にこの週間の存在を広めましょう。
それだけでも救われるご家族が必ずいます。
ピンク&ブルーリボン特設サイト
Angie では、日本オリジナルのピンク&ブルーリボンのピンバッジをクラウドファンディングで製作しました。ピンバッジの売り上げは、Angieだけでなく、日本全国で活動されている赤ちゃんを亡くしたご家族の自助サポートグループの活動資金としても活用されます。
ピンバッジの購入をご希望の方はこちらをご覧ください。
お空の赤ちゃんについて話をする
赤ちゃんや子供が亡くなったことに触れることはタブーとされがちですが、姿が見えなくても心から大切に想う赤ちゃんの事や、今感じている想いについて、家族はもっと話したいと思っています。
「お空の赤ちゃんも今年で〇歳だね。その後、様子はどう?」
この言葉で凍えた心が溶けだします。
Wave of Light
最終日である10月15日の午後19時~20時。
お空の赤ちゃんを想うキャンドルを、あなたもぜひ灯してください。
その様子を #waveoflight #BLAW○○ のタグをつけてSNSで発信しましょう。
*○○の部分はその年の西暦
世界中のお空の赤ちゃんを想う人たちとつながることができます。